クレジットカードを現金化する事ができる事で、助かった経験がある人もいるでしょう。
どうしても緊急にお金が必要だけど、クレジットカードのキャッシング枠は使えず、消費者金融の審査には通らない。
そんな人にとって、最後の望みの綱的な存在だからです。
そしてクレジットカードの現金化の還元率は75%~95%が相場となっています。
95%の還元率なら、クレジットカードで10万円分の買い物をすれば、その買い物を買取してもらい、9万5千円のお金が手に入るわけです。
思ったよりも高く買取してもらえて、お得だった。
手数料が5千円と考えれば、悪くない、そう思っている人もいるかもしれません。
ですがちょっと待った下さい。
あなたが支払っている金額は5千円だけではありません。
クレジットカードのショッピンッグ枠で買い物をしているのですから、後日クレジットカードで請求書が届きます。
お金がなくてクレジットカードの現金化を利用しているわけですから、当然一括払いは難しいですよね。
そうなると分割払いとなります。
分割払いは一度に支払う負担額は少なくなりますが、利息分を含めて返済をしなければいけないので、返済総額は一括払いよりもかなり高くなります。つまり損失は5千円の手数料とそして分割払いの利息の2重かかっているので、実は損です。
緊急事態以外は極力使用しない事が賢明です。
還元率しか見ていないと、ついつい見落としがちになるのが金利です。
それに本来モノを購入する時には、10万円なら10万円の価値のあるモノが購入できるのです。
そのモノに9万5千円の価値しかつかない時点でやはり損しているんです。
現金化とキャッシング機能の比較
クレジットカードで現金を得る方法は、二つあります。一つは、付帯のキャッシング機能。もう一つは、ショッピング枠を活用した現金化です。
キャッシング機能のメリット・デメリット
借入れ先はクレジットカード会社であり、全てにおいて信用がおけます。ATMから手続きが可能で、画面の表示に従うことで簡単に行えます。同様に、返済もATMから行えます。
下記の現金化業者も参考になります
しかし利息は20%と高額であり、借入れ額によっては返済に苦労します。また借入れの記録が残るため、返済状況によっては信用情報が更新されることもあります。
また貸金法により、借入れ“総額”は年収の三分の一までと定められています。専業主婦をはじめ無収入の場合は、配偶者の同意が必須です。
現金化のメリット・デメリット
ショッピング枠を利用するため名目上は“買い物”扱いで、借入れの記録が残りません。当然ながら貸金法は適用されず、無収入でも申し込めます。もちろん審査はありません。
業者によっては即日の入金に対応しており、最短10分で融資を受けることが出来ます。返済はクレジットカード会社に行い、利息はショッピング枠のそれ(5%)が適用されます。
しかし悪徳業者も多く、入金額が当初の説明と異なる、それどころか入金が行われないといった被害も出ています。
利息だけで見れば現金化が得ですが、安全性を第一に考えるならキャッシング機能が良いでしょう。いずれの場合も、返済能力を超える借入れにご注意ください。
現金化は手間がないので楽ちん
クレジットカードの現金化は、概ね下記の順序で行われます。還元率をはじめ詳細は業者により異なるため、申込み前にはしっかり確認を行いましょう。
1.申込み
インターネット(無店舗)タイプを利用する場合は、専用フォームから必要情報を送信し、申込みを行います。なお、カード情報はこの時点で不要のため入力しません。入力欄があった場合は、悪徳業者を疑います。
店舗タイプを利用する場合は、窓口で問合せ手続きを申込んでください。
2.商品の購入
業者から折返しの連絡が入ったら、指定された商品を購入します。この時点で決済することもあれば、商品到着と同時に代引で決済することもあります。
送料をはじめ各種手数料を0円サービスする業者も増えていますが、念のため確認しておきましょう。
3.商品の受取り
商品はパンフレットをはじめ無価値のため、処分して構いません。
4.現金の受取り
申込み時に指定した銀行口座に、業者への手数料を差し引いた金額が振込まれます。10万円の現金化を申込み、還元率が80%だった場合は、80,000円が振込まれ、差額20,000円が手数料として扱われます。
即日の振込みに対応する業者もありますが、この場合は還元率が低下します。また15時までに手続きを完了することが必須条件です。
5.クレジットカード会社へ支払い
返済は業者ではなく、クレジットカード会社へ行います。業者はあくまで買い物を仲介しているだけであり、支払いには一切関与していません。
分割払いをする場合は、相応の金利が発生するためご注意ください。